世界情勢と株価変動

日々の世界情勢と株価変動について考察

 ウクライナがEUに加盟する日、ロシアの実質的首都が北京になる


 ロンドンAFP時事の伝えるところによると、英軍制服組トップのラダキン参謀長は、ウクライナ戦争について「ロシアは既に戦略的に敗北した」と述べたと言う。


 「これはロシアが犯したひどい間違いだ。決してウクライナを支配できないし、ロシアは弱体化する」と断言した。


 英PA通信とのインタビューの内容が17日、公開された。

 ラダキン氏は一方で「北大西洋条約機構(NATO)は強化され、フィンランドやスウェーデンも加わる」と強調した。

 

 



 私もラダキン参謀長と全く同意見であり、付け加えるとすれば、既にロシアと言う国は終わっており、クレムリンはその無力さを露呈している。





 また、AFP=時事によると、欧州連合(EU)欧州委員会(European Commission)は17日、ウクライナに対して正式にEU加盟候補国の地位を付与するよう勧告したと言う。

 ただ、加盟実現には数年を要する。


 欧州委のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長は「ウクライナは加盟候補国として歓迎されるべきだ。これは、今までに好ましい取り組みがなされ、さらに重要な取り組みが残っているという理解に基づいている」と述べた。


 欧州委の勧告を受け、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はソーシャルメディアに、「われわれの勝利を確実に近づけるEU加盟に向けた道のりの最初の一歩だ」と投稿し、「歴史的な決断」を行ったフォンデアライエン氏や加盟各国に謝意を表明したのだそうだ。

【翻訳編集】 AFPBB News



 

 

 この駄目押しとも言うべき、ウクライナに対しての正式なEU加盟候補国の地位付与への言及は、ロシアによる今回の侵攻が大失敗であり、プーチン政権が何もかもを失った事を意味する。


 そしてロシアは最早中国の属国である。


 中国の支援無くしては、何も出来ない国に成り下がったロシア。


 彼らのせいでもある世界的な株安は、無論我が国にも及ぶ。




 

 日経電子版の伝えるところでは、17日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比468円20銭(1.77%)安の2万5963円00銭で終えた。

 終値で2万6000円を下回るのは5月12日以来で、およそ1カ月ぶりの安値水準。世界的な金融引き締めのリスクが改めて意識され、幅広い銘柄に売りが出た。

 下げ幅は一時700円を超えたが、日銀が同日まで開いた金融政策決定会合の結果が伝わると下げ渋った。


 米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げに続き、16日には英イングランド銀行(中央銀行)が利上げを発表。

 スイス国立銀行(同)も市場予想に反して約15年ぶりの利上げに踏み切った。

 世界的に金融引き締めが加速するとの見方が再燃し、投資家心理を弱気に傾かせた。


 市場では「米国のインフレは容易に抑えられず、景気を犠牲にしつつ利上げが長期化する可能性が高い」(国内運用会社)との指摘がある。

 急速な金融引き締めに伴う景気後退への懸念が改めて強まり、東京市場でも自動車株や鉄鋼株といった景気敏感株を中心に売りが出た。


 日銀が大規模な金融緩和策を維持すると発表したのを受け、午後に入ると日経平均は下げ渋った。

 欧米で利上げが相次ぎ、一部では日銀も政策の微修正を迫られるとの観測が浮上していたため、現状維持の決定は一定の相場の支えになった。





 と、元々米株より割安な事もあって、日本の相場は米国よりはかなりましだ。


 私はと言うと、推奨したり、監視していたりしていた銘柄を、「二日以上連続で引け値を切り上げて、上昇トレンドに入ってから買う」、と、株価が上がって来てから買うとしていた事が幸いして、総て見送り、日経ダブルインバースのみを買い付けたお蔭で、そんなに損失は無い。


 ただ、今日はデイトレードに失敗し、損失を穴埋めする為、日経ダブルインバース(弱気ETF) を売った。


 367円で買い付け、429円で売り抜け、62円幅の利益を得たが、今日の失敗で帳消し。


 来週からは、1357・日経ダブルインバースを360円代から350円代で買い付ける事のみを推奨する。


 と、言うのも、来週はニューヨークも東京も或る程度戻すと思うからである。


 飽くまで私が株価の暴落を想定しているのは、ロシア如きの影響によるものではない。


 中国企業のデフォルトと、急激な元安、また共産党政府主導による強制的な元の切り上げ等の、中国を震源地とする暴落なのだ。

 

 つまり、ロシアを支援したが故に行き詰まった中国が、ロシア諸ともに終わってしまう可能性があると言う事である。

 

 私は、そんなに遠く無い日に、ウクライナがEUに加盟するだろうし、そしてその日こそ、ロシアの実質的首都が北京になる日だと信じている。

 

 何としても、その日の為に備えたい。


 


 何よりもウクライナに恒久の平和を。


 ウクライナに栄光あれ!